利益優先の企業文化

【課題】
 会社が利益だけを優先すると、営業は高利益の商品を販売することに意識が集中して、仕入ロットを無視した販売をしがちです。
 高利益商品でも1本だけ販売して、残りの商品が在庫になるケースが多発しています。

【事例】
 酒類卸C社では、営業部門が利益率の良い商品を受注した時、1本しか必要でない場合でも、営業の指示により、ケース単位(例えば12本)で仕入れてしまい、あとの11本が不動在庫となってしまっている。しかしPLでは、商品の利益率が高く計上されるので、営業が非難されることはない。

上記は、営業部門の評価ポイントと会社全体の目標(経営戦略と在庫投資の関係)が不整合を起こしている事例です。